BenQのZowie U2についてレビューします。
基本情報
メーカー | BenQ |
価格 | 19,800円 |
サイズ | Medium |
本体カラー | ブラック |
重さ | 60g |
接続方法 | ワイヤレス、有線 |
ボタンの数 | 5個 |
入手方法 | Amazon、公式サイト |
本体のクオリティについて
マウス本体の強度はかなり頑丈です。
マウスの表面はとても滑りにくく、持ちやすくなっています。
しかし、手の汚れが付きやすく汚れが目立ちやすいです。
メインクリックは押し心地が少し重めで、少しだけふにゃふにゃしていますが特に問題ないレベルです。
しかし、メインクリックがマウス本体とつながっているので、マウス本体と分離しているタイプのマウスと比べてメインクリックの押しやすい部分の範囲が狭くなりやすい傾向にあります。
このマウスのメインクリックは、マウス先端からホイールの中心部分あたりまでは押しやすいですが、それより後ろ側はクリック感が硬くなり押しにくくなります。
サイドボタンはサイドボタン自体が大きく硬さも並み程度なので、押しやすいです。
サイドボタンの押し初めに少しだけ遊びがありますが、誤入力を防げる程度で押し心地にほぼ影響しません。
しかし、サイドボタン下の親指を置く部分が狭いので、親指が大きい人はサイドボタンが邪魔に感じる可能性があります。
ホイールの回し心地は軽く、1スクロースごとの感触もはっきり伝わります。
しかし、ホイールを回すときの音が大きめなので、ゲーム中は気になりませんが、マイクがホイールの音を拾ってしまう可能性があります。
ホイールクリックは少しだけ重いので、ホイールクイックするときに力んでしまうことがあります。
結論:本体のクオリティはとてもよいですが、メインクリックは人によっては苦手に感じるかもしれないです。
形状について

このマウスの形状は左右対称で、マウスの後ろ側が大きい形状をしています。
この形状のマウスは、「つかみ持ち」「つまみ持ち」に特化した形状をしています。
サイズはMediumサイズになっています。
公式曰く、「左右のくぼみでつかみ持ちユーザーが握りやすく、水平・垂直方向の素早い動きに対応」しているマウスになっています。
サイドの形状は程よくくびれていて、親指や小指のフィット感が良いです。
また、他の左右対称マウスと比べてサイド先端部分が膨らんでおらず細いので、薬指を寝かせてサイドにつけるときに持ち心地がかなり良いです。
マウスの後ろの部分が膨らんでいて、親指を寝かせて持つ時のフィット感が良いです。
サイドの先端は程よく斜めになっていて、指がマウスに引っ掛かってマウスを持ち上げやすいです。
最近の左右対称マウスと比べて、マウス先端の高さが高いので指先のサイド側に十分な広さがあります。
結論:脱力して「つかみ持ち」「つまみ持ち」できる面白い形状のマウスです。
性能について
センサーはPixArt 3395 センサーを搭載しています。
これはPixArtが提供している1世代古いセンサーですが、性能に大きな差はありません。
LoD(マウスをマウスパッドから離して反応しなくなるまでの高さ)を1.0mm, 2.0mmに調整できます。
ポーリングレート(マウスがパソコンに送信する信号)は最大1000Hzです。
接続の安定性がより高く、マウスを置くだけで充電できる「エンハンスドワイヤレスレシーバー」が付属しているので、充電のし忘れが減り、日常使いが便利に感じます。
メインクリックは機械式スイッチを採用していて、クリック感が心地よいです。
その代わり、メインクリックには二重入力を起こさないために遅延(デバウンスタイム)が設定されているので、そのほかのマウスと比べると、少しクリック遅延があります。
結論:最高性能を追求したマウスではなく、安定感を追求したマウスになっています。
総評
ある程度の重さがあり、製品の品質に定評あり、信頼性の高い、動作の安定感を重視したマウスになっています。
コスパの面では、お世辞にも良いとは言えないので、玄人・マニア向けなマウスだと感じました。
数少ないワイヤレス充電ドッグが付いているマウスなので、他のマウスに比べて便利なマウスです。
形状は他のマウスには無い面白い形状のマウスになっています。
つかみ持ち向けマウスにはなっているものの、指を寝かせて脱力した状態で持った時のフィット感がとても良いです。
性能はそこまで高くなく、あくまで接続や動作の安定性を重視した製品になっています。
今日のマウスの性能の差は、人間の体感では認識できないレベルになっているので、他社のマウスとは一味違った方向に力を入れていることは魅力的だと思います。
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